ナビスコカップ決勝進出ならず…

名古屋グランパス１－２（延長０－１）鹿島アントラーズ


あんなに暑い中で120分走り続けた選手たち。
負けたことでその疲労感はかなり膨れてしまったような気がする。

この日は最終ラインが少し不安定でした。
何度も大迫やこおろき（変換できませんし、する気もありません）に
裏を取られて決定的な場面をつくられました。
そんなとき、現れたのが、そう、守護神NARAZAKI
やられた、と思った場面で幾度となく神セーブを見せ、あんなにやられたのに
結局90分では1失点。

うーん、この守護神の奮闘を結果につなげて欲しかったよ、攻撃陣のみなさん。

攻撃は、とくに前半はほとんど機能せず。
鹿島の守備陣のバランスがよくて、スペースがしっかり消されてた印象。
でももっと裏に抜ける姿勢とか見せてほしかった。
一度PA付近中央で縦パスからワンツーで仕掛けてたけど、あの意識を
もっと各所でやってほしかったな。
中央で仕掛ける→サイドで仕掛けるって繰り返せば、鹿島の守備陣も
的を絞りづらくなって、もっと引き出された気がします。

攻撃陣に関して、ここ最近気になるのが、きれいに崩したいという意識が
強すぎるのではないかということ。
パスでしっかり崩す力がついたのはいいことなんだけど、だからってどうも
それにこだわりすぎな気がする。
それもスペースの使い方、ではなくて、良いパスだけで崩せると思って
いるように見えてしまう。

…みんなそんなにうまくないでしょ。

そういうときに淳吾を見習ってほしいと思う。
淳吾はパスの質も一級品なのに、裏のスペースに走ったり、頭も体も
使ったプレーをする。代表の試合でチュンソンのゴールアシストした
場面なんて、本当にボールをもらう意識と判断の速さと献身性が
見れて、淳吾らしいなって思った。

ここ数試合、ダニの抜けた穴を吉村がうめているけど、個人的には
吉村は大好きな選手だから戻ってきてくれて本当にうれしいし、
パスさばきなんか見てると、吉村らしいなって思える。
たぶん吉村だからこそうまくいった展開もいくつかあったと思う。
残念なことに、ここ2試合はその吉村がボールを取られて失点に
つながってしまったけど、それも、吉村の意識が常に前に向いている
証拠だと思う。それに吉村が横にいると直志がいきいきしてるし!!
うん、でも次からはあのミスは絶対なくしてほしい。
最終ラインの位置が高めのグランパスでは痛恨すぎるから。

後半、相手の体力が落ちてきたからかだいぶ攻撃もかみあうように
なって、セットプレーで小川のクロスからトゥーさんのヘッドでゴール。
トゥーさんのポジショニングももちろんのこと、あれは小川のクロスの
質も本当によかった。当てるだけって感じだった!!

小川は本当に献身的にチームプレーに徹してくれてる。
文句も言わずに（実際は言ってるのかもしれないけど）どんな
ポジションもそれなりにこなし、最近では課題と言われてたクロスの
質もかなり上がってきたし。
この試合でも気づいたらボランチの位置に入って必死に守備をする姿が。
そしてここぞというときには無尽蔵のスタミナを活かして前線へ走る!!
それが延長戦に入ってからでも見られ、本当に頭が下がる思いだった。
隼磨やあべしょも、おとりに使われることが多くても、本当に献身的に
ボールを引き出そうと走っていて、これが全体でできればなぁと
しみじみと感じました。
ちょっと仕事量の差が選手によってありすぎる気がする。

そんなこんなで、延長まで持ち込んだものの、鹿島の柴崎にプロ初
ゴールを決められ万事休す。
あれはあべしょの対応もまずかったし、そこまでなぜ簡単に持ち
こまれてしまったんだろうという感じ。あっさりすぎた。

柴崎くん、楢崎からゴールを奪った嬉しさを力にかえて早く海外に
飛び立ちなさい。

結局、グランパス初の決勝進出はならず。
代表勢がいない間こそ、チーム力の見せどころだと思っていたのは
私だけなのですか。泣

こうなったらもうリーグ獲るしかない。

でもそのためにしないといけないことが山ほどある。
それが浮き彫りになったナビスコカップの2試合でした。

あと1週間で、今シーズンの大一番、ガンバ戦。

天皇杯をこなしつつ、ここで勝てなかったら優勝はないという
気持ちで、もう一度立て直してほしい!!



ｂｙあかいろ、